Petite Chaise vers 1900
何より造形の美しさに惹かれました。直線と曲線の構成が精妙で、座面側部に至るまで細やかに設計されています。20世紀初頭〜半ば頃、フランス。
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Trivet en fer forgé
鍋や薬缶を添えるにおいて、最も合理的で簡素な作りながら、道具の特性としての無骨さと素朴な佇まいからは、古き鍛冶屋による精巧で細やかな職人仕事の感性が仄かに香り、ゆららかな鉄味にも味わいがあります。19世紀初期頃、古い蓮鉄製のトリベット。
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Platre Ancien
バルビゾン派の潮流を経て自然主義的な農村や田園風景に光があたり、無骨な男性の左手は、画家にとって愛で慈しむべき存在へと変わりました。かつてのアトリエの情景を思い浮かべながら。1900年頃、パリ近郊。石膏。
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Bourse à Jeton
かつて賭博は富裕層にとって嗜みであり、またささやかな気晴らしでもありました。ブルス・ア・ジュトン。19世紀に代用貨幣を収納するために用いられた巾着袋です
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Petit Assiette de Delft XVIIème
シノワズリによる藍絵。描き手の東洋情景が生んだ見込みの有機的な草木模様に比して、均等なリズムで幾何学的に配されたリムの装飾趣向からは、西洋固有の啓蒙主義的美意識の工芸における萌芽も感じられます。18世紀、デルフト焼きの小皿。
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Panier de fromage suédois
西欧ではあまり見かけないこの造りが好きで、以前から扱ってきました。今回紹介の個体は枷せた木肌と抑えられた彩度が抜群に雰囲気があります。19世紀のスウェーデンで、木の根を編み成形されたチーズの水切り籠。
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Cuillère en bois XVIIIème siècle
眺め共鳴し、愛でていきたい。そんなささやかなコレクション。探しはすれど、なかなか見つからない古い木匙。恐らくは18世紀の造りと思しき一品は、パリの蚤の市で仕入れました。
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Panier en Vannerie fine
18世紀頃から20世紀半ば頃までフランスで栄えたヴァヌリー(枝編み細工)の文化。柔軟性があり加工性に優れた籐を軸に、用途に応じて多種多様な枝、茎、藁も活用しながら、日常の生活道具が作られました。推定19世紀末頃、繊細なヴァヌリーフィーヌ。
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