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Glassware / Items

Verre Gobelet vers 1900

 

1900年代初頭に、リヨンの工房で作られたガラスゴブレ。
幸運にも、デッドストックの個体を蚤の市で纏めて手にすることができました。

整ったカタチの美しさと、垣間見えるわずかな揺らぎや傾ぎに潜む作り手の気配。マウスブローにハンドカッティング。プロダクト然とした全体を、作為のない職人の温もりや暖かさがそっと包み込んでいます。

工芸的工業品の生産は、市場経済において美しさを保ち永続することが難しいことを知っている現代人だからこそ、ぐっと心打たれるものがあります。

老若男女問わず、どなたの日常にも馴染む水用サイズ。なんてことないのだけれど、普通ではなく「ちょうど良い」という言葉こそがしっくりと馴染む、ニュートラルに佇む西洋古ガラスです。

 


 

約 φ6.7 × H9cm

スライド写真7、8枚目のように、口縁がごく僅かにホツのようになっている場合がございます。これはハンドカットをした際に生まれた製造跡で、欠けとは異なります。カット後にガラスが凝固しており、指・口触りの滑らかさにも問題はありません。

遠目でパッと見て傷(かのように)多少目立つ数点の個体は取り除いたうえで、HPには在庫計上をしております。そのため掲載分から、さらに状態の選択をいただくことはできませんことを何卒ご容赦ください。

(ご売約済)

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