Glassware / Item

Petit Verre à Pied XIXe sècle

 

19世紀中期〜後期頃。

素朴な全体のプロポーションに、上品なステムのファセットカットがアクセントとなったガラス酒器です。

家人や客人が使用人から給仕してもらっていた前時代の流れを汲んだ小さめの寸法は、現代において用いるなら日本酒やハーブリキュールが似つかわしいでしょう。宙吹き成形による穏やかな揺らぎと、酸化鉛を含んだ良質なクリスタル製の綺麗な白色の均衡が心地よく保たれており、またこの種のグラスとしては堅牢な仕上がりで、実用においては安心が感じられると思います。

古きフランスの美質を心地よく愉しみ味わっていただける佳品です。

 


 

Lip φ4.1 / Stem φ4.9 × H10.5cm

(ご売約済)

Related posts

テキストのコピーはできません。