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Glassware / Items

Vetro del XVIII secolo

 

イタリア人ディーラーから譲ってもらった、18世紀のガラス酒器です。

上部にティア(涙)型の装飾気泡をアクセントで添えた空洞ステムに、安定性を考慮して縁を巻き込み吹き上げたフット形状。何れも高い職人技術を必要とした古き時代のスタイルです。

美しい白色のガラス胎は品があり、光を浴びたときにはマウスブローによる横向きの揺らぎと型を用いた12角の縦向きのカップ断面の装飾が織り成し、絶妙な表情を魅せてくれます。

同時代のイギリスやフランスのガラスとも、また所謂ヴェネツィアンガラスとも趣を異にする固有の佇まい。比較的ゆとりのある寸法も、この種の器としては珍しいです。職人的精巧さを備えながら、漂う大らかさからは自然なイタリア半陶的気質を確かに感じる、そんな一品です。

 


 

左側(スライド写真2〜8枚目):
Lip φ5.7 / Stem φ6.5 × H15.9cm

右側(スライド写真9〜16枚目):
Lip φ6 / Stem φ6.9 × H15.4cm

右側の個体のステム下部に掠れたような傷がございます。スライドショー写真16枚目。
近づけ眺めるとわかりますが、パッと見てはほとんど気になりません。

ご注文時に希望の個体がございましたら、備考欄に書き添えください。

(ご売約済)

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