menu

Items / Pottery

Assiette en Faience fine/Creamware

 

ひと目見てぐぐっと心惹かれた皿です。

クリームウェアからファイアンスフィーヌへと至る流れを汲んだ、1800年代初頭頃の軟陶。手元の資料を片端から漁っても刻印からは窯を判断することはできませんでしたが、釉調は一般的なフランス(或いはイギリス)のそれとは仄かに異なっていて、素地の胎土もこの種の器としては比較的硬質です。明確な根拠のない推測ですが、ドイツ近郊の作陶と言われたら個人的には納得できそうですがどうでしょうか。

いずれにしても殆ど見かけることのない大変希少な意匠の佳品ですね。

やわらかな象牙のマチエールに、古典建築を想起させる装飾リム。伝統的な西洋工芸固有の気配を纏いながら、絢爛になり過ぎることのない控えめな印象で今の時代との親和性も感じます。洗練された作陶感は美しく魅力的です。

 


 

約 直径23.7 / 高さ2.3 センチ

(ご売約済)

Related posts

テキストのコピーはできません。