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Items / Pottery

Plat Oval en Faience de Salernes

 

19世紀初期、南フランス。ムスティエ、ヴァラージュ近郊にあった小さな村、サレルヌで作陶された白錫釉のオーバル皿です。

雑味のないシンプルな造形にまろやかで瀞みある仄かに灰みを帯びた釉調。寸法も小ぶりで使い勝手がよいです。欠けた口縁も嫌味はなく愛らしいチャームポイントで、寧ろそこに惹かれて手にとりました。

シンプルな器こそ丁寧に選びたいと思います。少しづつと食生活が近代化しつつあった19世紀、プロヴァンスのどこかの家族の日常景が思い浮かぶような、さり気なくも見どころの多い、そんな一品だと思います。

 

Faience de Salernes(サレルヌ焼き)

ムスティエ=サン=マリー村から南に約40キロ、ヴァラージュ村からは東に約30キロ弱に位置するサレルヌ村。18世紀末から19世紀初頭頃に、ムスティエ焼、ヴァラージュ焼の影響を受けて、周辺の豊富な資源を活用し作陶された小さな農村のファイアンス陶器。

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幅31.5 / 奥行き21 / 高さ2.9 センチ

(ご売約済)

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