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Items / Silverware

Théière en Metal Argenté vers 1940

 

パリで銀専門の骨董商から譲ってもらったシルバーテイエール。

今でもクラシックなカフェに行くと、ギャルソン/ギャルソネールたちはシルバーのポットでテーブルサービスをしてくれます。そうして嗜むコーヒーやホットショコラは、何倍にも美味しく感じられます。

今回紹介の一品は、1940年前後頃にフランスのホテルで使われていたもの。クラシックな造形に、仄かなアールデコという時代の気配が混じり合い、それでいて業務用らしく全体は素朴で意匠性に無理は感じません。現代のテーブルも自然と溶け込む佇まいに惹かれました。

小さめの寸法は1〜2人用に。容量は約280ml程。

内側部分も多少の擦れはありますが、目立つ銀の剥落等はなく良好な状態です。

手をかけ、気にかけながら、まだまだ使い込んでいっていただきたい一品です。

 

Metal Argenté (シルバープレート)

シルバープレートとは産業革命の波を受けて、18世紀から19世紀にかけて発展した、真鍮や洋白 (ニッケルシルバー) 等の下地を銀で覆った素材のことです。

美しい輝き、優しい肌触り、食器やグラスに触れたときの綺麗な響き。純銀に比べると暮らしにも取り入れやすく、ヨーロッパの家庭やレストラン、ホテル等さまざまなシーンでも広く使われてきたシルバープレートカトラリーは、食卓の品位を気軽にぐっとあげてくれる存在です。

 


 

銀器の普段の使い方とお手入れ方法

銀器は使っていると空気に触れて色がくすんでいきます。

・洗ったあとはできるかぎりすぐに拭いてあげてください。
・毎日と言わずとも定期的に使ってあげることが大切です。

黒ずみが気になるときはお鍋に熱いお湯を張り、アルミホイルと重曹を入れ銀器を浸しください。銀が輝きを取り戻します。またこの方法であれば、銀器の量が増えても、手間が増えずにお手入れいただけると思います。それぞれの銀器は重ねずに離していただいたほうが、効果は出やすいです。

※鍋はアルミ以外の素材を使用してください。
※シルバーナイフについてのみ、ハンドルとブレードの接合部がニカワという熱に弱い糊で接着されているため、上記方法には注意が必要です。

説明をすると面倒な素材に聞こえますが、実際は想像よりずっと気軽に使っていただけると思います。ぜひ暮らしのなかで程よく気をかけてあげながら、銀器と付き合ってみてください。

 


 

約 幅17 /奥行き8.9 /丈7.7 センチ

(ご売約済)

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