Item / Pottery

Plat en Faience de Moustiers/Varages

 

18世紀南フランス、ムスティエ・ヴァラージュ焼のリム皿です。

同地の窯々の装飾様式・技術は、17世紀以来、戦争により不足した銀の代用品として王侯貴族のための食器を手がけるなかで発展したことは知られいるところですが、それを象徴するリムデザインの一品です。

フランス的ノーブルなエッセンスを加えながらも、模倣には留まらず、気候風土が育んだ独自のプロヴァンス的感性が絶えず宿っていることこそ、ムスティエ・ヴァラージュ焼の魅力でしょう。

まろやかで瀞みある白錫の釉調。穏当でおおらかなエレガント。
用いるに無理がない中庸な寸法も好ましいです。

背面には、18世紀の時代を主に用いられたバツ印有り。

 


 

W33.7 × D23 × H4cm

(ご売約済)

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