menu

Items / Pottery

Compotier en faience fine XVIIIeme Siècle

 

フランス革命前アンシャンレジーム下、パリ近郊。象牙色の陶胎と彫刻的なレリーフ、絶妙なニュアンス陶肌が纏う経年の古色。美しい初期ファイアンスフィーヌのコンポート用の深鉢です。

東洋陶磁やマイセン磁器の伝統に倣いながら、18世紀フランスの感性で昇華させた藍の細枝模様は、俗にシャンティイ柄とも呼ばれ、当時のフランス上流階級で好まれた絵柄。俗称の通りシャンティイ窯の作陶品(主に軟質磁器)が著名ですが、今回の紹介品は、小花や葉の描き方のディテールから最初期のモントロー窯の作陶品ではないかと推測しています。

時代の息吹感じる、心満たされる一品です。

写真には個体2点写り込んでいますが、構図中心の1点のみの紹介です。見込み1ヶ所に約2ミリ程、僅かな釉剥がれ(スライド写真5枚目参照)がありますが、全体に目立つ欠損なく、状態もごく良好です。

 


 

W23.2 × D23.2 × H4.2cm

(ご売約済)

Related posts

テキストのコピーはできません。