Item / Pottery

Assiette Octogonale en Faience fine

 

1800年代初頭、ファイアンスフィーヌ。

古手の初期オクトゴナル皿において稀に見かける、僅かに曲線を描いたリム縁が生む輪郭の柔らかさ。
一層深い象牙色は、18世紀から連なるフランスのクラシックを印象付けます。

知性と理性に訴えかけてくる秩序ある安定したフォルムを基盤にしながらも、その奥に垣間見える典雅な感性。かのナポレオンが愛用したともされる当代流行の器は、王侯貴族の没落がありながらも、彼らへの憧れが未だ残り香として確かに存在する、そんな市民社会台頭直後のフランスの時代性を多分に含んだ存在だと思います。

無刻印、窯不祥。

 


 

W25.4 × D24 × H2cm

(ご売約済)

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