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Items / Pottery

Pichet a huile de Dordogne/Périgord

 

フランス南西部内陸、ペリゴール(現在のドルドーニュ)。19世紀の油差しです。

今でもヨーロッパ有数の手つかずの自然が残っていると言われているように、豊かな森林に囲まれたペリゴールでは、独自の工芸文化が小さくも豊かに育まれてきたそうです。

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濃淡のムラがある銅緑釉は古い織部焼のようでもあります。

曲線の描きかたや細部のニュアンスにはフランス的な洗練を仄かに漂わせながら、飾り気はなく、全体の印象は粗野で素朴。同じ南フランスでも。明朗快活としたプロヴァンス気質とは異なり、どこか内向的で静かな気配を纏っています。近隣はコニャック(ブランデー)の産地としても知られますが、ゆっくりと向き合ってこそ心身に染み渡っていく、そういう土地の深みを味わっていただいたいと思うところです。

 


 

幅15 / 奥行き13 / 高さ19.5 センチ

(ご売約済)

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