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Item / Pottery

Longwy Assette Creuse Alphabet B

 

アルファベット「B」が愛らしく刻まれた深型の白釉皿。

なんということはないのですが、気の置けない緩さのあるカリグラフィーについ手が伸びてしまいました。当時、レストランやカフェからの注文品として真面目に刻まれただろうものですが、今ではシンプルな深皿に添えられたささやかな遊び心として、愉しく眺めてしまいます。肩の力の抜けた具合が魅力ですね。

デッドストックの状態で20枚程が見つかりました。HPでもその一部をご紹介します。

1900年代初期〜半ば、ロレーヌ地方のロンウィーより。素材はテールドフェール。

 

Longwy(ロンウィー)

現在は、主にロンウィー エナメル(Emaux de Longwy)と呼ばれるエナメル陶器(七宝焼き) の生産で有名な陶器窯。

1798年、ロレーヌ地方、ベルギーとルクセンブルクの国境付近、ドイツにも程近い町ロンウィーで、シャルル・レニエ(Charles Régnier)が、古い修道院の中に作陶工場を作ったのが窯の起源です。ロレーヌ地方は、リュネヴィルやサルグミンヌ等、フランスのアンティーク市場で現在も知られている複数の窯元がかつて存在し、陶磁器文化が盛んだったことでも知られている場所です。

開窯初期の1810年代には、ナポレオン戦争化でプロイセン(ドイツ軍)による市内包囲があり工場が活動停止するなど、経済的には困窮しますが、レニエがジャン=アントワーヌ・ド・ノトームなる人物に窯を売却して以後は、一族による経営を続けながら、1800年代半ばのエナメル陶器の商業的な成功や、1900年代初期のアールデコ陶器の生産等も経て、現在まで陶器の生産を続けています。

地図(Click!

 


 

約 直径21.8 /高3.7センチ

ヒビや欠け、貫入がなく個体差も少ないため同一の品として紹介しています。
個体はお選びいただけません。ご了承くださいませ。

(ご売約済)

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