menu
古いものを長く使い続けるヨーロッパには、文化の影を残した古物が未だに残っています。長い時間を経て今の時代まで残っていた古物が昔を知る頼りになり、そうして知った昔が今をほんの少し豊かなものにしてくれる。暮らしの道具として、ただ眺めるものとして、知識の源泉として。様々な角度から古物をお楽しみいただければと思います。
Antique Baccarat “Petit Gobelet taille 6410”
洋の設えにはもちろん、和の設えにも溶け込むニュートラルな佇まい。冷酒のお供にいかがでしょうか。フランスの伝統的なフラットリブカットをデザインソースにして生み出された、通称「シカゴ」の名でも知られる、アンティークバカラの酒用グラス。
更に詳しく読む
Antique Baccarat “Gobelet taille 6410”
起き抜けのウォーターグラスとして、あるいは香り豊かなジンをトニックで割って食卓に添えても素敵です。カット番号6410。1900年代初頭、アンティークバカラのゴブレ。
更に詳しく読む
1950-70's Baccarat “Verre à Vin”
オールドバカラ、1950年代〜70年代初期頃。美しい立ち姿のワイングラスです。古いグラスのなかで「必要な機能性を備えながら、もっともニュートラルなワイングラスは」と問われれば、このグラスが真っ先に思い浮かびます。クープランの基本となるワイングラスとして、定番的に紹介し続けている一品です。
更に詳しく読む
Verre à Liqueur en Cristal Ancien
18世紀から19世紀初頭ごろ、小さなステム型の酒用グラスです。宙吹き成形、マテリアルはクリスタルガラス製。揺らぎや傾ぎ、職人による手仕事の温かな気配を存分に纏いながらも、高練度のクリスタルガラス固有の上品な白色に甘さはなく、佇まいには静謐さがあります。
更に詳しく読む (ご注文可能)
Bouteille en Verre Soufflé
1900年前後頃、細身のガラス瓶の紹介です。19世紀末以降、機械吹きによる大量生産が主流となっていく食料保存用のガラス保存器ですが、今回紹介の個体は、過渡期の時代に職人によって宙吹き成形された民芸品。古ガラスの歪み、揺らぎ。計算のない不均一さが愛おしいです。
更に詳しく読む (ご注文可能)
Saint-Louis 1960/70 “Verre à vin”
固有の美質はステムのカッティング。寸分の狂いなくぴしりと面取られたヘキサゴナル。美しいガラス断面は、光を浴びる角度によって、さまざまな表情を魅せます。推定1960-70年ごろ、サンルイのステムグラス。
更に詳しく読む
Antique Baccarat “Gobelet taille 5777”
1900年代初期頃。カット番号5777、アンティークバカラのゴブレ。さりげなく添えられた意匠の個性と、和洋問わず設えに溶け込むニュートラルさ。日常の水用グラスとして。ウイスキーのロックを嗜むのなんかにもぴったりだと思います。
更に詳しく読む
Clichy 1870-90's "Verre à Pied"
優雅でクラシカルな佇まい。曲線の描きかたがやわらかく、各部位のディテールはきめ細やかに繊細。クリスタルリー・クリシー、推定1870〜90年頃成形。オワーズ川近郊の村「コンピエーニュ」のモデル名を翳した涼やかで上品な一品。
更に詳しく読む
Baccarat 1950-60's “Verre Gobelet”
オールドバカラ、樽型のゴブレです。美しいクリスタルガラス質に比して、どこか愛らしさを感じるモデリング。ありそうでない均衡を保った一品だと思います。小ぶりながら酒器から水用まで用途を問わない使い勝手良きサイズです。
更に詳しく読む
Baccarat 1950-60's “Verre à Pied”
ビアグラスやウォーターグラスに、あるいはカクテルグラスにも。その実用性が嬉しいですね。溶け込むニュートラル。1950-60年代半ば。ほんの20年前後、過渡期的浮遊感を纏い、食空間で凛とニュートラルに佇むオールドバカラのステム付きグラス。
更に詳しく読む
Baccarat 1950-60's “Verre à Cognac”
モダンデザインの潮流が成熟期を迎えたなかで生み出された、美しくアノニマスな佇まい。機能的なグラス設計による、道具としての秀逸さ。1950-60年代半ば、オールドバカラ。殊に無加飾のグラスウェアがもつ固有の美質に心惹かれます。コニャックグラスの紹介です。
更に詳しく読む
Römer glass 18-19th Century
オランダ、或いはドイツで成形された宙吹きのレーマーグラス。古い風俗画で、似たカタチのグラスをご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。有機的に空間を引き締める、カタチと色。古典的なスタイルを踏襲した19世紀の一品。
更に詳しく読む
1900's Baccarat Uni “Verre à pied”
バカラクリスタルの洗練具合と、全時代的な宙吹きガラスの印象。指馴染みや、口当たり、注げる分量を踏まえると、個人的には品がありながらも蜜を感じられる甘めの白ワインなんかが合うなと感じます。特別な普通。非日常の美しさと日常の穏やかさが同居したアンティークバカラです。
更に詳しく読む
Clichy 1870-90's "Verre à Eau"
クラシックな建築装飾から着想を経たステムデザイン。端正な気品と古い吹きガラスのゆららかな表情。ノーブルでいて素朴な素敵な一品です。クリスタル・クリシー。モデル・ポンパドゥール、推定1870-90年頃。
更に詳しく読む
Verre à pied inspiration Médiévale
推定19世紀、中世のヴェネツィアンガラス、ボヘミアンガラスの様式を踏襲し成形された小ぶりなゴブレ。華美にはならず繊細さを感じる線状装飾。民芸的気配を纏いつつごく上品な僅かに灰み掛かった薄いエナメル。職人のセンスを感じる一品です。
更に詳しく読む
Clichy "Champagne Flute"
優雅でクラシカルな佇まい。モデリングにおける、曲線の描きかたのやわらかさ。各部位のディテールはきめ細やかに繊細で、古ガラスならではの民芸的表情もとても豊かです。クリシー。モデル・ポンパドゥール、推定1870-90年頃。
更に詳しく読む
1900s probablement Saint-Louis “Verre à eau”
1900年代初期の上質なクリスタルガラス。ホテルやレストランといったプロユースを想定したステム付きの水用グラスです。初見の希少なモデル。成形はおそらくクリスタルリー・サンルイ(1930年発刊工房カタログより、品番375)。
更に詳しく読む
Gobelets à Liqueur en Cristal Ancien
古きフランスの伝統的なデザイン。1900年代初期頃。型によるマウスブローで仕上げられた、薄吹きクリスタルリキュールグラスです。就寝前、リモンチェッロやシャルトリューズを嗜むひと時をぜひ。アノニマスな佇まいは、和の設えに添えていただいても素敵です。
更に詳しく読む
1960's Baccarat “Verre à Orangeade”
潔いプロポーション。シンプルを極めた、これ以上もこれ以下もないようなデザインですが、だからこそ、作りの良さは際立ちます。暮らしにささやかな格式や艶やかさを添えてくれる、60年代バカラ、ヴェール・ア・オランジェード。
更に詳しく読む
Baccarat 1915 “Gobelet pour Yvonne”
狂いなくぴしりと均整をとり側面に掘られた「Baccarat 1915 Yvonne」のグラヴュール。クラシカルで上品なイタリック体、さりげない文字装飾も魅力です。1915年、イヴォンヌに贈られた工房による特注品。オールドバカラ、カット番号7743。
更に詳しく読む
Sucrier en Cristal Ancien XIXème Siècle
纏う気品、実直な工芸感とやわらかな佇まい。推定1870年頃。ごく上質なアンティーククリスタルガラスのシュクリエです。モデリング、ブロー、カッティングに通底する一貫した美意識と、確かな技術力。繊細優美で女性的な印象が、個人的にごく好みです。
更に詳しく読む
Bouteille en Verre Soufflé
1900年前後頃、細身のガラス瓶の紹介です。19世紀末以降、機械吹きによる大量生産が主流となっていく食料保存用のガラス保存器ですが、今回紹介の個体は、過渡期の時代に職人によって宙吹き成形された民芸品。古ガラスの歪み、揺らぎ。計算のない不均一さが愛おしいです。
更に詳しく読む
1900's Baccarat “Verre à Liqueur”
甘めのデザートワインや冷えた冷酒。就寝前のシャルトリューズやリモンチェッロにも。優先度を下げられがちな印象ですが、リキュール用グラスこそ、上質で満足いく品を厳選しきちんと揃えておきたいなと個人的に思います。アンティークバカラのちいさなリキュールグラス。
更に詳しく読む
Pichet en verre soufflé
19世紀に成形された手吹きガラスのピシェ。繊細な職人技が必要とされるこうしたカタチのピシェは、スペインや南フランスのモンペリエなどで主に作られていた当時の工芸品。古手でありながら、素晴らしい状態です。
更に詳しく読む
Ancien gobelet cristal
上質なクリスタルガラスのゴブレ。品のよい装飾性を帯びながらも、佇まいは素朴。通称コートプラットに、ワンポイント加えた、個人的に初見のカッティング。古きフランスのクラシックを感じながらも、ささやかな遊び心は愉しく、職人による手仕事の跡が垣間見えるガラス断面の表情もとても美しい一品です。
更に詳しく読む
Verre à Bourguignon XVIII ou XIXème Siècle
18世紀半ばから19世紀初期のブルギニョングラス。静かな一人時間に。ガラスの表情と注ぐ飲み物の色彩が織りなし魅せる美しさを、注げる量が少ないからこそ、味覚と共にゆっくりと味わいたい。ささやかで特別な時間を提供してくれる、古手のステムグラスです。
更に詳しく読む
Bocal d'apothicaire en verre
古ガラスの歪み、揺らぎ。不安定さが色気を生みます。フランスのアンティークガラスプロダクトらしいクラシックな装飾性を纏いつつ、全体のプロポーションには無駄がありません。フランスのエルボリストリーの手吹きのガラスポットです。
更に詳しく読む
Saint-Louis modèle St Denis “Verre à Vin”
オールドサンルイ、1960年代頃。実用性と古いグラスならではの気配が最良のカタチが同居した一品ではないでしょうか。香り、味覚と装飾古物としての佇まい。すべてを心地よく愉しめるワイングラスです。モデル・サンドニ。
更に詳しく読む
Anciennne Compotier en Verre Soufflé
1900年代初期頃、ガラスのコンポティエです。マウスブロー成形が生むゆらゆらとした揺らぎ、躯体の歪み。ハンドカットによるガラス断面の質感。透明という慎ましやかさを全体が纏いながらも、その奥に垣間見える個体固有の豊かな表情がとても魅力的です。
更に詳しく読む
Baccarat “Verre à Pied modèle Rohan”
1930年代初期にリリースされ、現代まで受け継がれていくこととなる、アラベスクの素晴らしいグラヴュールです。当時バカラで用いらてれた装飾技法アシッドエッチングによる立体的な細やかさ。ローハンのモデル名を翳した小さなステムグラス。
更に詳しく読む
Pot à Confiture XVIIème Siècle
円周に沿って生まれる宙吹きならではの揺らぎの筋。サイズや気泡、厚みのムラが様々な古手のコンフィチュールポットには、綺麗にかたちどろうとしたのでもなく、その逆に崩そうとしたわけでもない、絶妙な不均一さがあります。18世紀半ばから19世紀初頭、手吹きで成形されコンフィチュールポット。
更に詳しく読む
1960's Baccarat “Champagne Glass 18.4cm”
職人の熟練した技巧が、力むことも手を抜くこともなく、ごく自然にストンっと落とし込まれている。20世紀半ばのバカラ社の潮流が垣間見えるモダンなプロポーションもとても気持ちがいいです。リベラックのモデル名を翳したオールドバカラのフルートグラス。
更に詳しく読む