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古いものを長く使い続けるヨーロッパには、文化の影を残した古物が未だに残っています。長い時間を経て今の時代まで残っていた古物が昔を知る頼りになり、そうして知った昔が今をほんの少し豊かなものにしてくれる。暮らしの道具として、ただ眺めるものとして、知識の源泉として。様々な角度から古物をお楽しみいただければと思います。
Assiette 22.5cm en Faience Blanche
ちょっといい普通が暮らしを豊かにしてくれます。未使用のデッドストック品が纏まって入荷しました。半陶半磁器ならではのきめ細やかな施釉とシンプルなモデリングの白リム皿。
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Ancienne Jatte ne terre cuite vernisse
気候風土が生んだ背面の赤土素焼きの質感と、実用にも適した表面の深い黄土施釉の塩梅。日本の食卓おいて使い勝手がよい、小ぶりなサイズ感も嬉しいです。フランスの田舎の民衆芸術を感じる、小ぶりなサラディエです。
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Assiette Majolique Italienne XVIIème Siècle
からりとした空気と降り注ぐ陽光。乾いた陶肌と明るい絵付けからは、400年前から現代に至るまで変わらない、南欧の気候風土を感じます。17世紀、古き格式が漂う美しいマヨリカ陶皿。
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Loncghamp "Assiette modèle Sapho"
クラシカルな気配を湛えつつ、全体は描きすぎず控えめに落とし込まれており、落ち着いた印象。添えた料理を自然に引き立てつつ、食卓のさりげないアクセントにもなってそうですね。ファイアンスリー、ロンシャン。花綱文の装飾深皿です。
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Creil et Montereau "Tasse et sous tasse"
19世紀後期、クレイユエモントロー。手彩色によるちいさなカップ&ソーサーです。主要モチーフはカーネーションでしょうか。植物の愛らしさが、ごく上品に描かれています。有機的でいて保たれた均衡、さらさらと流れるような筆触。素敵な一品です。
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Gargoulette en faience XVIIIème Siècle
心惹かれたのは素朴な藍絵。間の抜けたとすら言いたくなるような筆致なのですが、牧歌的で愛らしい。プロポーションの美しさに習熟した轆轤師の存在を感じるからこそ、不均衡な均衡に、物語を想像したくなりました。18世紀、南フランスのガルグレット。
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Digoin Sarreguemines "Plate 20.5cm"
未使用のデッドストック品が纏まって入荷しました。当代のフランス古陶器ならではのきめ細やかな白釉とシンプルなモデリング。1900年代前後のディゴワン・サルグミンヌで作陶されたリム皿。
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Carrelage Émaillé Provençal XIXème Siècle
降り注ぐ陽光と乾いた大地。顔料オークルには、プロヴァンスの気候風土のなかで生まれ、時間をかけ育まれてきた土地固有の文化が宿っています。19世紀、南フランスの室内装飾用タイル。
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DIgoin Sarreguemines "Assiette Calotte"
当代フランス古陶器ならではのきめ細やかな白釉とシンプルなモデリング。日常に寄り添う一品ですね。カトリック僧侶の帽子「カロット」の呼称で呼ばれる、ディゴワン・サルグミンヌ、リムなしの深型皿です。
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Tasse en porcelaine pâte tendre XVIIIème
あわく儚げに、力強くそこに在る。佇まいの美しさ。道具としての役割を全うしながら、軽やかにその向こう側へと越境する。そんなふうな。18世紀の軟質磁器。ベルギー近郊。
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Plat en Faïence décor Camaïeu Ocre XVIIIème
赤褐色の建物が並び立つヴォクリューズ・ルシヨン村の美しさにも象徴されるように。気候風土を反映し育まれた、南フランス固有の文化の一端。18世紀、オークル彩のリム皿。
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Pichet en Porcelaine de Frankenthal XIXème
藍の小枝。シャンティー柄とも俗称される、18世紀フランスの磁器工房で好んで取り入れた品のよい控えめな植物模様。1755年頃、ドイツ、フランケンタール磁器窯で作られた古手硬質磁器の美しい水差し。
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Terraglia bianca a pasta Tenera XIX sec
イギリスへの羨望を出発点に、18世紀末から19世紀初頭にかけて、ヨーロッパ各地で独自発展を遂げた上質陶器の、イタリアにおける一片のカタチ。テライヤの薬草保存器。
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Plat de Cul Noir
柔らかな赤褐色や淡黄色の陶土を素地として、表面を透明な錫釉により白や灰色に、背面を酸化マンガンを含む釉薬により濃度を調整しながら飴色や漆黒に焼成させた、フランスの古民芸品キュノワール。食卓の設えの主役となる。大きめの深皿の紹介です。
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Tasse de Cul Noir
主にはシードルを嗜むのに好んで用いられたキュノワールのタッス。北フランス文化の香りを感じますね。程よい小ぶりさが好印象。所謂現代におけるハンドル付きマグカップの走りとも呼べるような、朗らかで、美しくも親しみ感じる一品です。
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Badonviller "Assiette Dodecagonale"
クラシカルな12角の面取りと、エンボスのないフラットリムの端正な印象。柔らかな象牙色は、食卓コーディネートに溶け込みつつもさりげないアクセントになりますね。1900年代初期、バドンヴィレのリム皿の紹介です。
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Société Céramique Maastricht “Saladier”
メインディッシュやたっぷりのサラダを盛り付けて食卓の真ん中に。経年による表情をほのかに纏った柔らかな施釉。クリーンな佇まい。1900年前後ごろ、オランダ、マーストリヒトのミドルサイズのサラディエです。
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Petit Pot à Bouillon en Faience de Manises
太陽の明るさと強い日差しが生む影の暗さとのコントラスト。絵付け師が眺めたイベリアの日常景色を想います。18世紀スペイン、マニセス焼きの小さな蓋付き保存器。
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Pot a Graisse en Terre cuite emaillée verte
フランス南部の各所で焼成され続けてきたアールポピュレール。土地の気配、オブジェとしての佇まい。プロヴァンスの画家のアトリエのように。さりげなく添えるだけで絵になる美しく朗らかな一品です。
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Saint-Amand-les-Eaux "Assiette pour CAIFFA"
彩度を抑えたやわらかなよもぎ色と余白を生かした細やかな図案。ティータイムに焼き菓子やケーキを添えて。アペロに果実のカプレーゼを盛り付けて。オ・プラントゥール・ドゥ・カイファというグロッサリー店のためにデザインされた上品な絵皿です。
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Saint-Amand-les-Eaux "Pot à Confiture"
かつての持ち主に長く使い込まれたことにより生まれた固有の風合い。刻まれた時間の深み、アブストラクトな陶景色。1900年代初頭北フランス、サンタマン=レゾー。オブジェとしての風格すら感じる美しい保存器です。
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Terre de fer "Cafe au lait bowl"
白釉のカフェオレボウルを纏めて手にすることができました。フランス古陶ならではの静かで品のある施釉と均衡の整ったプロポーション。シンプルな全体と、さりげなく添えられた高台の一本ラインの装飾の色気。クリーンで軽やかな古陶器です。
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Luneville "Plat de Bistrot"
やわらかな白釉。四角を落とした変形オクトゴナルの程よい西洋的装飾性に、タフで実直な佇まい。ベーシックでいて色気や品の良さを内包していることが魅力と感じます。リュネヴィル窯、テールドフェールのビストロ皿。
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Plat Oval en Moustiers ou Varages XVIIIème
わずかに灰みを帯びた鈍く艶やかな施釉とリムのクラシックな装飾性に、純銀器の模倣から始まった近世ムスティエ、ヴァラージュの歴史を垣間見ます。甘さを感じない端正な佇まいもごく好印象。宮廷文化と民衆文化の均衡と共存という固有の美質を存分に纏った、18世紀の南仏ファイアンス皿です。
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Moustiers "Assiette en Faience"
19世紀初期のムスティエ。小さな藍の小花を添えたステンシル絵皿。使い勝手の軽やかなサイズですね。牧歌を纏いながら慎ましやかで、端正かつ陰影的なリムエッジが印象的。縁のチップも個体固有の愛らしさと感じます。ニュアンスの均衡が一等好みと手に取りました。
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Société Céramique Maastricht “Saladier”
経年による表情をほのかに纏った柔らかなクリームウェア。その塩梅に心惹かれました。横から眺めたときにプロポーションもとても上品です。1900年前後ごろ、オランダ、マーストリヒトのミドルサイズのサラディエ。
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Les 2 Dinette en Faience Blanche
フランスでは「ディネット (dinette) = おままごと、人形遊び」と呼ばれる、ミニチュアの白釉皿。薬味、ジャム、紅茶のティーバッグ。何枚あっても便利な、さまざまなシーンで活躍するアイテムだと思います。2点セットでの紹介です。
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Plat Octogonal de Montereau
憂いを帯びた艶やかさに象牙を思わせると老練な表情。リムエッジとパールエンボスの深さが陰影を生み、佇まいは静かでいて彫刻的。実直な作陶感も魅力です。食材を添える器としての最良のカタチと1つだと思います。初期モントロー、ファイアンスフィーヌのオクトゴナル皿。
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Plat Alsacien en Soufflenheim
落ち着いた黒釉に牧歌的で伸びやかな絵付け。フランス最東部、ドイツにほど近く、かつては独仏間での頻繁な帰属国家の変動も経験しているアルザス地方の民芸品、スフレンハイム焼きの平皿です。食器棚の品揃えのアクセントに、遊び心を。
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Boch Freres “Saladier”
乳白色の実直なテールドフェール。美しく柔らかな、19世紀フランス語圏らしい装飾レリーフのリムが印象的ですね。1880-1900年ごろ、ベルギーのボッホ・フレールで作陶されたミドルサイズのサラディエ。
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Choisy le Roi "Dessert Plate 19cm"
硬質で実直さを纏った施釉とブルジョワ的古典装飾。刻みこまれた古色の無垢な美しさは、日常使いにおいて、添える料理を自然に魅せる一助となります。パリ市民を主要な顧客に隆盛を極めたショワジールロワ、19世紀の象徴デザイン。古手の白釉リム皿の紹介です。
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1850's Gien “Soupiere en faience blanche”
古手の気配、凛としたクラシック意匠。まるで上質な彫刻のようです。成熟期のファイアンスフィーヌと初期テールドフェールの狭間。実直でいて繊細優美なスーピエール。1850年代初期、ジアン。
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