Factory-made Slipware Child's Mug
造形は精密ながら、緊張をほぐすような緩やかな施釉に惹かれました。1810〜40年頃の英国より、工場製スリップウェアのチャイルズマグ。
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Assiette en Faience fine/Creamware
やわらかな象牙のマチエールに、古典建築を想起させる装飾リム。伝統的な西洋工芸固有の気配を纏いながら、絢爛になり過ぎることのない控えめな印象で今の時代との親和性も感じます。1800年代初頭頃の軟陶皿。
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Creil Moutardier sans couvercle
やわらかな曲線を生かしつつ端正な造形に加わった細描きの輪線文のやさしい緊張感がなんとも好ましいです。愛らしくも、穏当なノーブルを湛えたパリ広域圏のブルジョワ的気配を纏った佳品。1820〜30年代頃、初期クレイユ窯。
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Musique sur Faïence
音楽がモチーフに描かれたいたことが目に留めるきっかけでした。とは言え、手元に寄せたいと心動かされたのは、描き足していくにおけるセンスと、経年の古色の塩梅のよさ故です。18世紀、フランスのファイアンス焼き色絵皿。
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Lèchefrite en terre cuite
素朴で雰囲気ある茶釉の表情に、ぐっとこちらを惹きつける存在感は王道然としています。当時の庶民の暮らしぶりを想像したくなる、西洋らしい古陶器です。レッシュフリットの名で知られる調理用の耐熱皿。
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Creil Assiette Dodecagonale vers 1800-30
直線美と彫刻的な陰影が食卓を引き締め、控えめな品の良さは、添える料理をぐっと引き立てくれます。ファイアンスフィーヌ、テール・ド・ピップ。1800〜30年代頃、初期クレイユ窯のドデカゴナル、十二角皿です。
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Tasse de Normandie
フランス北西部の伝統的な「キュノワール」は好事家には広く知られているところですが、19世紀末頃、背面に青・黄・灰、等々のさまざまな釉薬を用いた色彩豊かな手が少ないながら作られたことは、あまり知られていないかもしれません。ノルマンディー地方のシードル用タッス。
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Pichet à Cidre Cul Noir
道具箱と作業用の椅子だけを持って行商し、町を訪れては大きな声で「壊れた陶磁器はないか!」と呼びかける。そんなさすらいの修繕屋が、きっと直してくれたのでしょう。19世紀、ブリキ直しのキュノワール水差しです。
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Art Populaire sur Faïence
確固たる様式美は、フランスの錫釉陶器がもつ魅力の一つですが、寧ろ寧ろ民衆芸術としてのパーソナルな気配こそを一層つよく感じます。18世紀、フランス地方部のささやかなフォークロア。
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Creil et Montereau Grand Pot à Contiture
雑味のないミニマルな造りが好きで、見つけたときには仕入れるようにしています。バルリュエ社、1876〜1884年頃。クレイユエモントローのコンフィチュールポットです。
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English Ironstone Lim Plate
フェザーリムに藍の輪線という18世紀以来のクラシックを踏まえつつ、浮き彫りのコントラストが控えめで、気のおけない佇まい。1900年頃、英国製のリム皿です。
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Digoin Sarreguemines Petit Pichet 11.4cm
さまざまな寸法で存在する、この時代の窯を象徴するカタチの1つでもある水差しですが、殊にこの寸法にこそ狙いを定めて普段から探しています。1920年代頃、ディゴワンの水差し。高11.4センチ。
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Petit Assiette de Delft XVIIème
シノワズリによる藍絵。描き手の東洋情景が生んだ見込みの有機的な草木模様に比して、均等なリズムで幾何学的に配されたリムの装飾趣向からは、西洋固有の啓蒙主義的美意識の工芸における萌芽も感じられます。18世紀、デルフト焼きの小皿。
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DIgoin Sarreguemines Assiette épaisse
フランスのテールドフェールらしい柔らかな肌合いに、質実剛健を感じるタフな佇まい。相反する要素を合わせ備えた塩梅のよさこそが、この種の厚皿の魅力でしょう。修道院や宿舎といった公的な場所の食堂で日常使いされた白釉厚皿。
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Pichet a huile de Dordogne/Périgord
フランス南西部内陸、ペリゴールより。飾り気はなく、全体の印象は粗野で素朴。例えば同じ南フランスの明朗快活としたプロヴァンス気質とは異なる、どこか内向的で静かな気配を纏った19世紀の油差しです。
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Vire-Omelette Provençal
19世紀のプロヴァンスより、オムレツ皿。調理時には蒸し焼き蓋とし、仕上がりひっくり返したときには盛り付け皿とできるよう実用的に設計されたヨーロッパ南西部の伝統的な民陶。
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Plat en Val de Loire
フランス中央部、ロワール川近郊で、より田舎的で素朴な土地の陶芸に、近代的で端正なスタイル(北方、キュノワールであったりの影響)を取り入れて、19世紀に作陶されたものだろうと考えています。アールポピュレールの魅力が詰まった赤褐色釉の大皿。
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Saint-Amand-en-Puisaye Pichet à Vin
無釉の焼き締めである備前焼のような胎土とフランスらしい朗らかな褐釉が施された、独特のコントラストの妙に惹かれて手にとりました。19世紀、サンタマン・アン・ピュイゼの水差し。
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Bordeaux Tasse Blanche
すんっとした佇まいに手仕事を感じるハンドルの造形となめらかなテールドフェールの乳白。19世紀後期、ジュール・ヴィエイヤール社ボルドー窯のデミタスカップです。
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Plat Oval en Faience de Salernes
雑味のないシンプルな造形にまろやかで瀞みある釉調。19世紀初期、南フランス。ムスティエ、ヴァラージュ近郊にあった小さな村、サレルヌで作陶された白錫釉のオーバル皿です。
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Gien Plat Carré 1871-75
古手半陶半磁器/テールドフェールの一層ゆららかさを感じる釉調。上質陶器/ファイアンスフィーヌの美質であった陶胎の薄さや釉の高い透明度により実現した緊張感を一定引き継ぎつつ、プロダクトとしての実直なやさしさも内包した、過渡期的な魅力を纏った一品。1870年代、ジアンの白釉角皿。
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Gien Théières 1871-75
比較的古手のテールドフェール陶器の一層ゆららさを感じる釉調には雰囲気があり、19世紀のフランスならではの美意識が漂う緊張感があり彫刻的な一品ですが、装飾性は最低限に抑えられており、楚々とした佇いで華美な印象は持ちません。1870年代、ジアンの白釉テイエール。
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Baylon Carouge Assiette Octogonale
多様な造りが見られる古手のオクトゴナル皿より、現在のスイス連邦・ジュネーヴ州のジュネーヴ郊外南、北イタリア文化の影響が色濃く残る小さな街カルージュで作陶された一品。19世紀初期〜半ば頃。
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18th Century Loza Catalonia
18世紀スペイン、カタルーニャの錫釉陶器です。さらさら描ききったように思わせる全体と、一歩踏み込んで眺めると仄かに垣間見える稚拙な細部。腕と指に仕事を染み込み覚えさせたであろう陶工こそが生み出せる、作為や構えのない自由さ。土地の気候風土と暮らしが育み生んだ自然な筆触に心惹かれます。
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Sarreguemines Petit Saladier
西洋らしい造形感覚をもって発露したプロダクトとしての個性と、そこからごく微細に香るデザインソースが古い東洋陶磁の凛花鉢にあるという匂いの塩梅。サルグミンヌ窯の小さなサラディエ。
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Kyo-Oranda Pot
江戸後期〜明治頃。江戸期に舶来したオランダを主とした西欧陶器の技術や意匠から影響を受けて作られた日本の器、京阿蘭陀の小筒。
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Plat Oval de Cul Noir
柔らかな赤褐色や淡黄色の陶土を素地として、表面を透明な錫釉により白や灰色に、背面を酸化マンガンを含む釉薬により濃度を調整しながら飴色や漆黒に焼成させた、フランスの古民芸品キュノワール。食卓の設えの主役となるオーバル皿。
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Vire-Omelette Provençal
緩やかで牧歌的な作為ない筆模様に、落ち着いたニュアンスの赤褐釉というのもぐっと心惹かれました。1900年前後頃、プロヴァンスのスリップウェア。オムレツ皿。
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DIgoin Sarreguemines Petit Bol a Café
日常に寄り添う西洋の古い器としては最良のカタチの1つと感じます。フランスでメゾンを訪れて仕入れた1920年代頃、ディゴワンのちいさなカフェオレボウル。
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Plat en Faience Blanche Patiné
半陶半磁のやわらかなテクスチャーと全体の細かな貫入に滲み生まれた時間の足跡。パリの骨董屋で見つけ、古色の具合に惹かれ迷いなく手にとりました。1900年頃、サルグミンヌ製陶所。
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Plat Oval en Faience Blanche Patiné
一にも二にも、見込みに残された古色に惹きつけられて手にした皿です。無数に刻まれたカトラリー痕と、その傷跡から染み込んだだろう料理の滲みが、かつての生活の気配をありありと今に伝えます。1920〜50年頃、ディゴワン・サルグミンヌ。
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Tisanière en Terre Cuite Vernissé
さて、取手脇のまるで貯金箱のような細長い穴は一体なんでしょうか? 正解は。枝付きティザンヌ(ハーブ)の差し込み口です。 朗らかで風通しよいフランスの地方民芸品。19世紀、ブルゴーニュで作陶されたティザニエール。
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DIgoin Sarreguemines Bol Epais
何てことないようでほんの少し気が利いていたり、愛でたいと思える細部の妙がある。そういう器を絶えず探しています。1920年代頃、ディゴワン・サルグミンヌ社。ぐっと雰囲気のある厚手のカフェオレボウルです。
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Assiette en Faience de Moustiers/Varages
端正かつエレガント。貴族文化の名残りを確かに残しつつ、土地の気候風土の影響が混じり合うことで醸成されたニュアンスは、この時代の以前にも以後にもないように思います。19世紀初期頃、ムスティエ・ヴァラージュより、輪花皿。
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Digoin Sarreguemines Plateau à Charcuterie
古いフランスのテールドフェールならではのやわらかな肌合いの白釉に、盆という用途に最適化された潔いデザイン。僅かに立ち上がったリム縁の意匠はさり気なく。1920〜1950年頃、ディゴワン&サルグミンヌ。白釉の平盆。
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Assiette en Faience de Moustiers
ギャザーのような細やかな波形の縁飾りは、プロヴァンスという土地の気候風土を存分に纏った象徴的とも呼べる意匠です、18世紀後期、ムスティエ・ヴァラージュ焼きの白釉リム皿です。
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Moutardier en faïence de Bruxelles
青や紫を基調とした器全体に、牧歌的で素朴な花絵や田舎景色を描いた作風で知られます。19世紀初期頃、ブリュッセルのファイアンス焼き。
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Choisy le Roi Assiette Dodecagonale
ファイアンスフィーヌ、テール・ド・ピップの涼やかで白に、手彩によるぴしりとした藍の線描。クラシックを湛えながら端正で実直な上がりに、絵付の濃淡や滲みが愛らしさを添えます。月桂樹レリーフをリムに配した、初期ショワジールロワの十二角皿。
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Assiette Octogonale en Faience fine
1800年代初頭頃。広く知られるクレイユやモントローのそれと比べても1センチ近くゆとりを持たせたリム幅。窯不祥ながら固有の美意識を感じるモデリングは希少で、ぐっと心惹かれます。数あるなかから敢えて選びたい、そう思える初期オクトゴナル。
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Creil et Montereau Assiette Creuse
低音焼成のやわらかな肌合い、程よく効いたリムエッジ、濁りのない白。19世紀フランスにおける都会的な手工業品の魅力が詰まった一品です。クレイユエモントローの白釉深皿。
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